おシッコのお悩みとは…
排尿のお悩みは多くの方が抱えています。
排尿に関する症状は、「排尿症状」「蓄尿症状」「排尿後症状」の3つに分けられ、それぞれが併発することも多く見られます。
排尿症状
排尿症状には、「尿の勢いが弱い」「尿が出にくい」「お腹に力をいれないと排尿できない」などがあります。原因としては、膀胱から尿の通り道が妨げられること、膀胱がうまく収縮できないことが考えられます。前者は前立腺肥大症など、後者は神経因性膀胱などが原因となります。なお、メタボリックシンドロームや膀胱の血流障害、加齢による影響で引き起こることもあります。
蓄尿症状
排尿後症状
排尿後症状は「残尿感(排尿後も尿が残ってる感じがする)」「排尿後尿滴下(排尿後に尿が少し漏れてくる)」などの排尿した後に起こる症状です。
おシッコが出ない
尿が全く出ない原因は、2つに分けられています。
- 尿閉(膀胱に溜まった尿を排出できない状態)
- 腎不全(腎機能の低下で尿が作られない状態)
おシッコが出ない時に考えらえる病気
慢性腎不全
慢性腎不全は、初期段階では自覚症状に乏しく、進行すると、むくみや息切れ、貧血、倦怠感などの症状が出現します。
症状を自覚する頃には、治療で改善できない段階まで進行している場合が多いと言われています。
おシッコが出ない時に行う検査
血液検査
腎機能の低下を調べます。
尿検査
尿検査で腎臓などの異常を知ることが出来ます。採尿をするだけで身体の状態が分かる、侵襲性の低い検査です。
超音波検査
- 排尿後に膀胱におしっこが残っていないか
- 腎臓や膀胱の結石や腫瘍の有無
- 前立腺の大きさ
など、体の外からでは確認できない部分を見る検査です。
痛みがなく、患者様に優しい検査です。
CT検査
レントゲンで人体の輪切り画像を撮影する検査です。
全身の様々な部位を確認でき、短時間で有用な情報を得ることができます。
造影剤を用いて、より詳細な検査を行うこともあります。
おシッコが出にくい・勢いが弱い
おシッコが出にくい・勢いが弱い時に考えられる病気
神経因性膀胱
脳梗塞などの脳のトラブル、糖尿病による末梢神経障害、脊椎管狭窄症や椎間板ヘルニアによる膀胱機能をつかさどる神経の圧迫などが原因で引き起こされます。
膀胱や排尿に関する調整を行う神経が障害を受け、膀胱機能が妨げられる状態です。
おシッコが出にくい・勢いが弱い時に行う検査
問診
自覚している症状や、どういった時に症状があるかなどの問診を行います。
排尿記録(排尿日誌)を作って頂く場合もあります。
尿検査
尿検査で腎臓などの異常を知ることが出来ます。採尿をするだけで身体の状態がわかる侵襲性の低い検査です。
超音波検査
- 排尿後に膀胱におしっこが残っていないか
- 腎臓や膀胱の結石や腫瘍の有無
- 前立腺の大きさ
など、体の外からでは確認できない部分を見る検査です。
痛みがなく、患者様に優しい検査です。
残尿感
残尿感のある時に考えられる病気
- 排尿後に膀胱に尿が残っている場合
前立腺肥大症などが原因で、尿道の通過障害が起きている可能性があります。 - 排尿後に膀胱に尿が残っていない場合
膀胱炎などが原因で、膀胱や尿道の知覚異常が起きている可能性があります。
残尿感のある時に行う検査
問診
自覚している症状や、どういった時に症状が現れるかなどを問診します。
排尿記録(排尿日誌)を作って頂くケースもあります。
超音波検査
- 排尿後に膀胱におしっこが残っていないか
- 腎臓や膀胱の結石や腫瘍の有無
- 前立腺の大きさ
など、体の外からでは確認できない部分を見る検査です。
痛みがなく、患者様に優しい検査です。
尿流動態検査
尿流計に向かって排尿していただくことで排尿状態を把握できます。